2015年までに月面に無人探査機を送り込む民間ミッションが日本で始動します。Googleがスポンサーとなっている宇宙を舞台にした壮大な賞金レースであるGoogle Lunar X PrizeにWLSの一員として日本人チームも参加します。リアルです。このビックゲームに勝つには、日本の皆さんの力が必要です。一緒にワクワクしたいサポーターの参加をお待ちしています。

2011/05/08

対災害ロボティクス・タスクフォース始動

今回の東日本大震災では、M9.0という地震そのものの揺れや津波の被害に加え、原子力発電所災害により大きな問題が起 こっています。とくに、原発では、米国のロボットが最初に投入される一方、なぜ日本のロボットがすぐに登場しないのか?と疑問に思われた方も多いのではないかと思います。原発問題の本質は、技術力の差ではなく、制度も含めて準備ができていなかったという点が大きな差となってあらわれました。

原発での作業は今後も長期戦が予想されます。日本のロボット技術が、徐々に実
力を発揮してくることに期待しましょう。

日本の第一線のロボット研究者が中心となって、対災害ロボティクス・タスクフォースが始動しています。

「対災害ロボティクス・タスクフォース」とは、東日本大震災と福島原子力災害からの復旧・復興にむけてロボット技術を有効に利用するための技術上の問題、適用と運用の方策などについて情報交換、意見交換するために集まった有志の会である。日本のロボット技術関連の各種学術団体、日本学術会議、産業界などとも連携する、超学会組織である。主査は、東京大学 淺間 一 教授。

WLSのローバー開発責任者である東北大吉田教授も、このタスクフォースの一員としてリーダーシップを発揮しています。原発対応ロボットについては、耐放射線の問題が正しく理解されていない部分があります。(当初、「放射線環境ではロボットは使えない」と書いていたマスコミもあります。)吉田教授は放射線にさらされている宇宙環境で、衛星を構成する電子機器の性能を適切に評価し、誤動作を回避する技術に実績があります。また、遠隔操縦の技術実証も積み上げてきています。これらの経験を災害ロボットの開発に役立てることが期待されています。

詳しくは、http://www.astro.mech.tohoku.ac.jp/news.htmlをご覧ください。

追記:
問題の本質を考察するうえで、以下の記事が参考になりますので、ぜひご参照ください。
「日本は、『ロボット大国』だ、」--YAHOO!知恵袋
「東京電力、汚染がれき除去の「秘密」で記者会見紛糾」--Asahi Judiciary
「原発論点7 原発の4重苦」--武田邦彦(中部大学)

2011/05/07

ロボコンマガジンでGLXP特集

ロボット情報の総合マガジンとして有名なロボコンマガジン5月号にGLXP特集が組まれました。2008年6月号からの続編です。GLXPについての日本語の情報が少ない中、大枠を理解するには非常にわかりやすい記事になっています。

WLSについても、日本が参加する唯一のチームとして紹介されています。


吉田教授新著紹介: 「マイクロサット開発入門」

WLSでローバー開発を担当する吉田教授がこれまで注力してきた小型衛星の開発ノウハウが一冊の書籍になりました。吉田教授は監修となっていますが、著者である東北大学超小型衛星開発チームは吉田教授が作ったチームであり、吉田教授のノウハウとも言えます。

ローバーの開発では、地上ローバーで蓄えられたノウハウに加え、この小型衛星開発で蓄えられた宇宙環境に耐えうるシステム開発のノウハウが重要になってきます。

『マイクロサット開発入門』
東北大学超小型衛星開発チーム 著  吉田和哉 監修
定価3,675円(税込
) A5判
ISBN978-4-86163-159-7 C3053
(2011年4月刊行)

《目 次》
1.まえがき
2.マイクロサットの目指すところ
3.マイクロサットの歴史と現状
4.マイクロサットの開発手順
5.各系の設計
6.システム試験
7.部品・材料選定
8.低価格化手法
9.電池のスクリーニングと充放電
10.マイクロサット特有の事項
11.地上システム
12.あとがき『マイクロサット開発入門』

最近小型衛星の重要性が認識され、多くの大学が数kg級の超小型衛星、50kg級のマイクロサットの開発に挑戦している。しかし小型の衛星と言えども、衛星開発には多岐にわたる技術要素、ノウハウの蓄積が必要であり、一朝一夕に開発できるものではない。
筆者等が科学衛星、マイクロサット開発で得た技術・知識・経験に基づいて設計・製作・試験の基本事項、勘所、テクニックを述べ、さらに鯨生態観測衛星(WEOS)、SPRITE-SAT(雷神)等の設計から運用までの実例を交えてマイクロサットの開発方法について解説している。マイクロサット開発を目指す技術者、学生に良い指針を与える参考書である。

ご注文は「東北大学出版会」のページへ

2011/05/06

震災ボランティア⑥復興に向けた希望の一本松&酔仙

陸前高田での復興情報を一部紹介したいと思います。

まず、希望の一本松について。

陸前高田市は、観光名所として
高田松原を海岸線沿いにもっていました。




しかし、今回の津波によって高田松原を失ってしまいました


そんな中、不思議な事に


1本の松だけが津波被害を免れて残っていたというのです。







まさに「希望の一本松!」
陸前高田市としてもこの一本松を復興のシンボルとしています。

例えば、
復興のステッカー
この売上は復興支援に使われます。








そして、陸前高田市の日本酒「酔仙」。

震災によって大きな被害を受けた酒造です。

多くの酒が被害にあってしましたが、

きっと復興してくれるでしょう。

おいしいお酒がまた流通できることを祈っています。

2011/05/05

震災ボランティア⑤出会ったボランティアの方々

今回のボランティアで多くの人に出会うことができました。
まさに一期一会ですが、
一部、強く印象に残った人を紹介してみたいと思います。

●ボランティア情報提供&駐車場整理@宮城県泉パーキングエリア

ボランティアは現地にいってこそやることがあると思っていましたが
まさに現場といわれる所以外にも
こんなにもやれることの広がりがあるんだなぁ
という幅の広さに驚きました。

ちなみに兵庫県のボランティアの方々でした

●高齢者ボランティア@陸前高田市ボラセン(ボランティアセンター)

仕事は引退しているので、長期間滞在できるらしい
車に寝泊まりしていて自炊もお手の物
俺らとは鍛え方が違いますよ
歳を感じさせないバイタリティには脱帽でした

70歳の盛岡からきている元自衛官の方は
体力、現場の知恵など
全てにおいて頼りになる大先輩でした。

63歳の愛知からきている方は、
活動時ボラセンとの連絡をうまくとってくれて、
ボラセンとボランティアチーム、
チームの連携を
良い方向に導いてくださいました。

●ボラセン駐車場でテント住まいのボランティア

駐車場の片隅にテントが何日も張ってありました。
長期間やっている様子でした。
台風のような天気の日もありましたが、
そこに滞在していたんでしょうね、
すごいサバイバル力です 汗

●祖母がまだ行方不明の中ボランティア活動をされていた方

話を伺い、本当に辛い心情の中、
悲しみに浸っているだけでは次は始まらないと
ボランティアに参加されていました。
ボランティアの現場でもそのような方々はたくさんいるんです

早く見つかることを祈るばかりです

●阪神大震災でボランティアをしてもらった恩返しとして参加された方

過去の阪神大震災で被害にあったが、
ボランティアに助けられたそうで、
今回は自分が助ける番だとおっしゃっていました。

こうして絆がつながれていくことを実感しました。

彼は同時に
復興という現実の難しさをボランティア参加者に伝えたりして
被災地が迎えるであろうこれからの課題などを
経験談を基に聞かせてくれました

●ボランティア団体

活動中、バスでボランティアに来ている団体もいくつもありました
駐車スペースが限られているので被災地に迷惑をかけない来方ですよね

団体の中には外国人の方がいましたが、
彼ら自身も難民で母国に帰れないため
ボランティアをしながら生活をしている人達もいるとの話を伺いました。

●東京での仕事を辞めて復興のために東北に帰ってきた人

東北復興に貢献するために
東京での仕事を辞めてボランティアに参加している人もいました。
とても志も意識も高く、素晴らしい方々でした。
これからの東北復興をリードしてくれる方々になるのでしょう




以上の様な方々に出会い、
自分が勇気を与えるつもりで向かったはずなのに、
逆に勇気をもらって帰ってきたような気がします。

これからの日本は復興できるはず
すごい東北が立ち上がるはず
そして行動に移せば、私たちもその力になれるはず