2015年までに月面に無人探査機を送り込む民間ミッションが日本で始動します。Googleがスポンサーとなっている宇宙を舞台にした壮大な賞金レースであるGoogle Lunar X PrizeにWLSの一員として日本人チームも参加します。リアルです。このビックゲームに勝つには、日本の皆さんの力が必要です。一緒にワクワクしたいサポーターの参加をお待ちしています。

2010/11/25

パートナーについて

(この記事はWLSより2008年1月1日にエントリーされた記事です)

パートナーについて

AOES Group BV 
 AOESグループは国際的なエンジニアリング・サービスとコンサルティング・サービスを提供する会社す。エンジニアリング・サービス、情報工学、映像および通信技術の分野で100人を越える技術者を有しています。AOESはWhite Label Space(WLS)に対し、着陸船および走行車の構造・熱・推進力のサブシステムを提供しています。AOESはオランダのNoordwijikにあるチーム本部の事務所設備を後援しています。

Swiss Propulsion Laboratory
 SPLはWLSに対し、着陸の際に使う低コスト・エンジンを開発しています。長年にわたり、数多くの顧客に対し安価で信頼性の高いロケット推進システムを開発してきた実績があります。SPLでは作業場とエンジニアリング・デザインのオフィスがロケット・モーターの試験作業台と同じ場所にあるので、迅速で広範にわたるエンジン設計の検証ができます。





東北大学 宇宙ロボット研究室 
 当研究室では、月面走行車(ローバー)の設計を中心に取り組んでいます。当研究室は、小惑星探査機「はやぶさ」などの往復型ミッションを含む数多くの宇宙関連のミッションに貢献している吉田和哉教授が率いています。

Airborn Composite BV 
 WLSに対して、軽量な複合材料構造体を提供していただく予定です。当社は宇宙、航空、アンテナなどの機械部品を含む多種多様な市場向けに応用複合構造物を開発・製造しています。当社は最新のエンジニアリングと製造設備を運営し、技術調査、製品設計ン、プロセス・エンジニアリング、品質管理および構造体補修を含む構造体エンジニアリング開発の一括してカバーする能力があります。

LunarNumbat 
 オーストラリアおよびニュージーランドのオープンソース開発者のチームであり、WLSに対し、新しいソフトウェアとエレクトロニクス・ハードウェアを開発することで協力してくれています。一般のメンバーはwikiを通じて進捗状況をモニターできます。次の3プロジェクトが進行中です。
・推進力制御航空電子工学
・HDビデオ&静止伝送装置
・レーダー高度計

Emxys 
 エミクシーズ社は、科学産業市場の機器類および制御装置組み込み型の電子システムの設計と製造メーカーです。宇宙分野で非常に活発に活動すると同時に、当社はバイオメディカル・エンジニアリング、フォトニクス、高度エネルギー物理学、通信を含む最前線の分野で強力な実績をあげています。当社は、WLSのGLXPと実地実験のためにカギとなるエレクトロニクス・サブシステムおよび部品を開発しています。

Wroclaw University of Technology 
 ウロクロー工科大学は、国際宇宙ステーションのアマチュア無線アンテナを含む航空宇宙通信機材の開発に広範な経験を持っています。そのアンテナは、国際宇宙ステーションの欧州のモジュール「コロンブス」に設置され宇宙を飛行しています。テレコミュニケーション実験室はWhite Label Spaceのためにアンテナとその他のテレコミュニケーション・ハードウェアの開発をしています。

The Satellite Technology Group 
 サテライト・テクノロジー・グループは、ミュンヘン工科大学のアストロノート・インスティチュートの一部で元ドイツ人宇宙飛行士、ウルリッヒ・ウォーター(Ulrich Walter)に率いられています。当グループはWLSとパートナーシップを結びミッションに必要な宇宙空間に適した機械装置を提供してくれます。これを成し遂げるために宇宙で適応できるテレプレゼンス技術の開発で強力な実績をあげています。

JAQAR 
 ジャカー社は、軌道設計とミッションの分析をしてくれるWLSのパートナーです。JAQARsoftware.comは、お客さまがデスクトップPCから毎日手軽に衛星の弾道計算ができるような質が高く、使いやすいインテリジェント・ソフトウェアのツールを提供しています。取引先には、欧州、米国、アジアにわたる代表的な宇宙関連企業や政府機関を多く含みます。

パートナーは私たちのGoogle Lunar X PRIZEの開発の支援をしてくれます。
パートナーは民間企業、非営利団体、または大学です。

読者の皆さまがWhite Label Spaceの活動に共感していただき、関心をもっていただけたらな、ぜひとも連絡をお待ちしております。






2010/11/11

White Label Space(WLS)とは何か。

(この記事はWLSより2009年5月9日にエントリーされた記事です)

White Label Space(WLS)とは何か。

WLSは2008年3月からGoogle Lunar X Prize(GLXP)の準備
を進めてきました。
当初は、チーム名もなくGLXPにどのようにアプローチするかというビジョンさえ持っていませんでした。
それでも、私たちは1つにまとまることができたのです。
なぜなら、遂に月を始めとする遠大な宇宙ミッションに民間資本で挑戦する時代が到来したという共通の信念を抱いていたからです。

我々は事業計画を立てる中で、GLXPが一般の団体にも手を差し伸べていることに気づき、まず最初にこのブログを開設しました。

このブログを通し、次のようなことを調べました。
 ・宇宙での広告について
 ・ブランドイメージについて
 ・人を惹きつける宇宙関連のニュースについて
 ・パートナーの認知度UPについて
そして、どうすればGLXPに勝てるかという推測を含むGLXPの商業面のいくつかを調べました。

これらと並行して、GLXPミッションの構想を進展させるために、エンジニア・チームを作りました。

準備としての構想段階のデザインはかなり進展してきています。
その上で多くのことが見えてきたのです。
私たちの構想で月へのミッションを実現するためにには、依然として多くの課題を克服しなければなりません。
これからの数ヶ月の間に、徐々にチーム・メンバーとテクニカル・プランの詳細を紹介していこうと思います。

もちろん、技術面に関してはオープンにできないこともあります。
しかし、ご了承願います、GLXPは結局のところ競争なのですから!

このブログの読者のみなさんに最も持ち返ってほしいものは、私たちのチーム名です。

このチーム名は、2008年6月のブレスト中にチーム・リーダーのSteve Allenによって、“White Label Space”という名前が出されたのです。

“White Label”とは、ノー・ブランド(または商標登録されていない)のことで、御社のブランドとして提供できるのです。

世の中でノー・ブランド商品として知られているサンプルは、スーパーの商品、レコード、ウェブサイトや電子装置です。
ノー・ブランド商品は、強いブランドイメージをもつ会社が新製品開発において、コストやリスクを軽減するために使ったりしています。

しかし、現状として、
宇宙にアクセスするためのコストは下がってきているとはいえ、依然として非常に高いのです。
GLXP参加チームで一番シンプルなモデルでも数千万ドルのコストがかかります。
私たちは、情熱的で技術に非常に強い宇宙工学エンジニア・チームとタッグを組み、必要な技術とデザインを内製し、かつインターネットを使って進捗や試験結果を宣伝することで、資金調達を図ります。

準備が整った暁には、私たちの技術を、御社のブランドとして活用できるように世界に売り出すつもりです。

御社は私たちのWLSブランドを自分たちの独自ブランドとして活用するのです。
それによって私たちは、月面に長期滞在するという人類にとって次の大きなステップに参画することとなるでしょう。

2010/11/07

早稲田大学の学園祭にてプレゼン


東京六大学野球の優勝、
そして、
斎藤佑樹のプロ野球、と勢い冷めやらぬ早稲田大学で
さらにキャンパスをヒートアップさせる学園祭が今週末にありました。

学園祭企画の1つにWLSJもゲスト参加してきました。
参加したイベントは
「早大生、ついに宇宙に旅立つ!!」
主なゲストは次の通りです。

稲波紀明
 ヴァージンギャラクティック社の宇宙旅行に当選し、来年、宇宙旅行者となるであろう彼は現在、
 早稲田大学でファイナンスを学んでいる
袴田武史
 GLXPの概要やWLSJ代表として、活動概要や夢を学生や一般のお客に伝えました。
 レースはこれから、皆で作り作り上げる宇宙開発をメッセージしてきました。
・大貫剛
 友人ロケット研究会所属。無重力状態で結婚指輪を交換したという非常にインパクトのある動画を提供してくれました。
 無重力を体験することを身近に感じさせてくれました。
・松浦晋也
 宇宙ノンフィクションライターとして著名な作品をお持ちの松浦さん。
 国の政策の問題についても、鋭い指摘を伺うことができました。
あどばるーん(司会)
 爆笑オンエアバトルにも出演している青森出身のお笑いコンビ。今回は、初めての宇宙ネタで漫才もしてくれました。


WLSJの説明では、学生や一般のお客様に対してGLXP、WLSの説明をしました。
大きな夢を「共に」実現にしようというメッセージで会場の多くの人を魅了しました。

興味を持ってくれた学生も複数人いて、
非常にうれしく思います。

このようにたくさんの人に
活動の趣旨やメッセージを伝えていくことをこれからも
続けていくことが大事であると改めて認識しました。

今後もこのような機会を大切にし、
積極的に発信していきたいと思います。

2010/11/05

WLSがGoogle Lunar X Prizeに参加


(この記事はWLSにて2009年5月8日にエントリーされた記事です)


White Label Space(WLS)は、
Google Lunar X Prize(GLXP)に挑戦するために、経験豊富な宇宙専門家が集まり2008年に結成されました。
初期のアポロ計画のように、GLXPで賞金を獲得することで、何億人もの人々がWLSのことを知るようになります。

それによって、WLSはテクノロジー、自動車、通信、運輸および金融業界の国際企業に対して、これまでにない広告の機会を提供し、強力で永続的なブランドを作り出します。

WLSは世界中の企業・団体組織と強いパートナーシップを築いていきます。
ウェブテクノロジーを最大限に利用し、パートナーの総合的なプロモーションの基盤を提供します。
WLSはパートナーと共に、将来の新たなテクノロジーや製品を開発していきます。世の中に急速に広がるソーシャルメディアを活用し、WLSは宇宙コミュニティーの枠を越えて、冒険と発見に出かける旅に参加する幅広い層の人々をワクワクさせることでしょう。

チーム編成チームは、日本、イギリス、オランダ、オーストラリア、米国、フランス、ブラジル、イタリア、ドイツ、ノルウェイ、ポルトガルの国の人たちから編成されています。中核メンバーは次の人達で構成されています。
 
Steve Allen
 
Marina Petrozzi
 
Andrew Barton
 
Kazuya Yoshida
 Juergen Schlutz
 
Mark Bentley
 
Ono Ayako
その他に40名前後の協力者およびアドバイザーがチームを支えています。

WLSの創立メンバーは、
Lunar Explorers Society(LUNEX)のメンバーおよび月面探索に関する欧州宇宙局(European Space Agency(ESA))の計画のひとつであるEuromoon2000プロジェクトなどに関わっています。


LUNEXについて

LUNEXは、人類の利益のために月の探査を促進することを目的とした、国際宇宙権利擁護組織です。
LUNEXメンバーは、太陽系探査の中で月探査は次に起こるステップであり、そして一番重要なステップであると信じています。

そして国際協力を推進することを通じて、一般大衆の啓蒙活動の一助となると信じています。
LUNEXは継続的な月探査により、月に関する利益を地球上の全人類にもたらすことができると考えています。


Euromoon2000について

Euromoon2000は、1990年代にESAが主導したプロジェクトであり、その目的は、2000年に月の南極にあるシャクルトン・クレーターの縁にロボットを着陸させることでした。
プロジェクトはオランダの宇宙飛行士 ウッボ・オーケルス(Wubbo Ockels)によってリードされました。
彼はその数年前から関連する研究を進めつつ、ESAおよび産業界から25名以上のエンジニアおよび科学者を集め、ミッションの概念設計評価の研究をしました。
最終的に、ESAはこのEuromoon2000のミッションに予算つけることができませんでしたが、その当時の努力と進展はWLSのヨーロッパのチームメンバーにとってはGLXPに挑戦する大きなモチベーションになっています。


アプローチ


WLSの目標は、GLXPのミッションに優勝する能力のある強力な国際的技術集団を招集することで、投資家にアピールすることにあります。
WLSは、強いパートナーシップを創造することがこの目標の鍵となる要素だと考えます。
パートナーは自社のテクノロジー、製品および能力を国際的な舞台で披露していくことができます。
実行力のあるチームを作るために、WLSは互換性に焦点を当て、互換性の高いモジュールデザインを開発し、低コストでの宇宙ミッションを可能にする新たな標準インターフェースとなるようにします。
これまでの宇宙業界の特徴でもある閉鎖されたアプローチから、オープンで協力的なアプローチへの変化はインターネットによるビジネスの革新の過程と非常によく似ています。
インターネットの革新により、インターネットビジネスは閉鎖型スタンダードから、だれもが貢献でき恩恵を受けられるオープン型スタンダードへシフトしました。
WLSは情報革命を活用し、知識を共有し情報を体系づけることの無限の可能性を認識しています。
WLSは、最先端のインターネット・テクノロジーを活用し、インターネットのインフラ構造を常に更新し最新のものにしていきます。
例えば、クラウド・コンピューティングにより、世界各国に分散しているメンバーでの効率的なプロジェクト遂行が可能になっています。


パートナー


WLSは、GLXPに必要な技術開発を支援してくれる世界中のパートナーと強いネットワークを持っています。
パートナーのリストは、こちら(現在準備中)から参照できます。
WLSは世界中の有能なパートナーとの新たな連携を継続的にしていきます。

WLSは、このミッションを人類にとって壮大なアドベンチャーの始まりであると考えています。
普通の人々が単なる傍観者から参加者になることで、宇宙探査の次の大きなウェーブが起こるはずです。

2010/11/03

メールマガジン創刊

今月よりサポーター向けに毎月1回メールマガジンを発行します。

メールマガジンのコンテンツは
  • 今月のWLSアップデート
  • WLS裏話(不定期)
  • 今月のGXLP関連情報
  • 来月以降の予定
ブログなどでは発信しない情報も盛りだくさんにしていく予定です。
皆さんの登録お待ちしております。

メールマガジンへの登録は下記URLよりお願いします。

2010/11/02

White Label Space財団

White Label Spaceはオランダで財団として登記を行いました。それによってクライアントのために資金を集め、プロジェクトを遂行する法人格の資格を得ました。

White Label Space財団のゴールは、宇宙旅行に向けて、特に惑星探査、科学およびビジネスの分野で革新的ソリューションを生み出すことです。

財団の理事会のメンバーは以下の通りです:
・議長 - Andrew Barton
・会計係 - Henri Kok
・書記 - Aad Eggers

White Label SpaceでGLXPのリーダーであるSteve Allenも理事として財団に加わる予定です。

財団の本部はWLSのパートナーであるAOESグループBV本社敷地内にあります(オランダのノードウィジック(Noordwijik))。

お問い合わせ先:(英語)
・住所:Hyugensstraat 34, 2201DK Noordwijik ZH, The Netherlands
・電話番号:+31(0)715 795 535
・ファックス:+31(0)715 721 277
・Eメール:info@White Label Space.com

お問い合わせ先:(日本語)
・Eメール:whitelabelspace.japan@gmail.com