2015年までに月面に無人探査機を送り込む民間ミッションが日本で始動します。Googleがスポンサーとなっている宇宙を舞台にした壮大な賞金レースであるGoogle Lunar X PrizeにWLSの一員として日本人チームも参加します。リアルです。このビックゲームに勝つには、日本の皆さんの力が必要です。一緒にワクワクしたいサポーターの参加をお待ちしています。

2010/10/11

WLSJ設立イベント

2010年9月20日(月・祝)にお台場にあるTOKYO CULTURE CULTURE(カルカル)にて、WLSJのキックオフイベントを行いました。

短い広報期間にも関わらず、宇宙開発従事者以外にも多くの他の産業の方にもご参加いただき、WLSの活動への関心の高さを感じました。イベント後のアンケートにおいても実に85%以上の参加者が「よかった」との回答を頂きました。


イベントでは、まず、ビッグゲームの始まりをイメージしたWLSJ作成の映像で始まりました。
ヨーロッパを含めたWLSのチームメンバーの紹介、WLSのプランの紹介を行い、参加者参加の体験ゲームを行いました。

月面上のローバーを地球の指令センターでコントロールすることを模擬したゲームです。

月面上のローバーを操縦するには、ローバーまたは着陸機からの限られた視野の映像を基に次の動作を判断しなければなりません。また、月面と地球でのデーター通信のスピードにより、地球での指示と月面上のローバーの動きに時差が発生します。
ローバーのこの難しい操作を指示してもらいながら、ローバーに取り付けた筆で仮想月面に模様を描いてもらおうというゲームです。

『月面DEアート』

参加者を4つのチームに分け、それぞれのチームで地球から月面に送る指示をブレストしてもらいました。数字、記号、アルファベットのみで指示を作ってもらいました。

月面には、ローバー操縦者1人と月面カメラ役1人が配置につきます。
他の人は地上局の指令センターに配置します。

地球の指令センターのみに、どのような模様を月面に描いてほしいかの指示がWLSより紙で示されます。

地球の指令センターはその模様を描くために作成した指示を紙に書いて、月面上のローバー操縦者に次の指示を伝えます(言葉で伝えてはルール違反です。あくまでも記号のみで伝えます)。

また、地球の指令センターでは、月面上のローバーを直接見ることはできず、月面カメラの画像をモニターで確認し、指示を考えます。

果たして、どのチームが一番上手に模様を描けたでしょうか?


ゲームはとても盛り上がり、参加者からも「面白かった」という声を多数いただきました。

驚いたことに、寄付ボックスにたくさんのお札が。。。
募金していただいた方、本当にありがとうございます!!


■アンケート結果
回収率: 90%

参加者属性:
職業: 会社員65%、経営者・役員12%、学生12%、その他12%
産業分野: 宇宙開発23%、機械18%、IT14%、金融14%、コンサルティング9%、航空5%、電気5%、その他14%

イベント評価: 非常に良かった64%、良かった24%、普通12%、良くなかった0%、来なければよかった0%

協力意思: 無償69%、有償14%、回答なし17%

参加者の声:
・ゲームがかなりおもしろかった
・時代を変えていく興奮を感じます、楽しみです。というよりは、楽しみを作る方向に動きたいですね。
・ローバー運用面白いですね。思い通り動かなくても工夫する根性が必要!
・「参加する」宇宙 という言葉がステキです。ローバーの走行実験見たいです。
・課題が多く、WLSJがどのような方針で、どのようなものを開発し、実行するのか、もう少し具体的に説明してほしかったです。
・宇宙関係でない人の話も聞けてよかった
・分野展開を考えてているところが、何か関われそう!と思えた。


また、カルカルでもライブレポートを公開いただきました。
こちらも併せてご覧ください。

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