2015年までに月面に無人探査機を送り込む民間ミッションが日本で始動します。Googleがスポンサーとなっている宇宙を舞台にした壮大な賞金レースであるGoogle Lunar X PrizeにWLSの一員として日本人チームも参加します。リアルです。このビックゲームに勝つには、日本の皆さんの力が必要です。一緒にワクワクしたいサポーターの参加をお待ちしています。

2011/05/19

オフィシャルファンミーティング開催決定


民間による月面探査に挑戦する、ホワイトレーベルスペース・ジャパンのファンイベントが遂に開催!昨年のキックオフから約9ヶ月、プランニングのフェーズが終わり、いよいよ壮大なミッションが始動。イベントでは、月面探査ミッションの概要やチームの活動を紹介する他、みなさんが自由にメンバーと交流できる場となります。ミッションに関する疑問やアイデアを自由に意見交換でき、テーマ別のグループディスカッションも行います。そして、集約されたアイデアは、ミッションの正式プロジェクトに採用!どんなアイデアでも、チームが責任を持ってアクションを起こす、という史上初のオープンな宇宙開発。一度きりの大きな夢が、ここにあります。


Googleがスポンサードする月面無人探査レースには、世界18ヶ国29チームが参加しており、日本からはホワイトレーベルスペース・ジャパンが唯一エントリーしています。東北大学航空宇宙工学の吉田教授に加え、研究者・経営コンサルタント・広告・PR・アートなど幅広い分野で活躍する若手がチームメンバー。イベント参加に宇宙の専門知識は要りません。みなさんと一緒に創り上げる、オープンな宇宙開発の来場者参加型イベントにぜひご参加ください!



イベント概要

タイトル:
Google Lunar X PRIZE 日本チーム オフィシャル・ファン・ミーティング
〜もっとオープンな宇宙開発を!賞金総額3,000万ドルの月面無人探査レース に挑む、民間日本チームの来場者参加型公式ファンイベント〜

日時:
6月4日(土) Open 17:30 Start 18:00 End 20:30 (予定)

会場:
TOKYO CULTURE CULTURE/東京カルチャーカルチャー
(住所:東京都江東区青海1丁目3-11Zepp Tokyo2F)
ゆりかもめ 「青海駅」前、りんかい線 「東京テレポート駅」より徒歩5分

内容:
GLXPのミッション概要やチームの活動を紹介。月面無人探査ミッションに関する疑問やアイデアをメンバーや他の参加者と自由に意見交換でき、テーマ別に分かれたグループディスカッションも行うフリートークイベント。

出演者:
ホワイトレーベルスペース・ジャパン 代表 袴田武史
ホワイトレーベルスペース・ジャパン チームメンバー

チケット:
前売り券2000円 当日券2500円(飲食代別途必要・ビール¥600等)

備考:
前売券はイープラスにて1人8枚まで購入可能で5/19 AM10:00より発売開始。
ファミリーマート店頭ファミポートで予約すると、手数料なしで24時間直接その場で買えます。ネット予約の場合はセブンイレブン、ファミリーマートで支払い受け取りで手数料無料。
全席自由席で入場は前売券の整理番号順~当日券の方の順の御入場となります。
飲んだり食べたりしながらイベントを楽しめる飲食スタイルのお店で、飲食代は別途必要となります。(ビール¥600、ソフトドリンク¥390等)

問い合わせ先:
03-3599-2390(TOKYO CULTURE CULTURE)

2011/05/12

小野電機製作所訪問


小野電機製作所

知る人ぞ知るロボット製作のエキスパート軍団。
日本の最先端のロボット研究者が依頼する数々の試作機を製作しています。


今年1月中旬にWLSのローバープロトタイプの駆動部分の製作を小野電機製作所へ依頼していました。 今回、部品納入の一部遅れや震災の影響もあり完成が遅れていましたが、納品準備が整ったということで4月11日に納品物を確認しに小野電機製作所へ赴きました。

ちょうど、WLSのランダー開発責任者であるバートン博士も来日中であったため、ローバー開発責任者の東北大吉田教授と一緒に訪問となりました。

写真は小野電機製作所に発注していたローバープロトタイプの駆動部分。こ中心部にローバーの本体が載り、ホイールにはタイヤを取り付けることになります。完成版はローバープロトタイプお披露目会までしばしお待ちください。



小野電機製作所は昭和13年創業の非常に歴史のある会社です。現在の小野芙未彦社長は3代目なのだそうです。「設計(機構・制御)~機械加工~組立~基板開発・配線・ソフト作成~実機評価」まで技術者が在籍しているため、全プロセス一貫で請負えることを強みとされています。また、そのため、各プロセスに関わる少数精鋭の技術者間のコミュニケーションを密に行えるため、日本人の得意とするすり合わせの技術力により、完成品の品質・完成度を極限まで上げることができます。

小野電機製作所は宇宙開発関連の機器にも実績があります。2010年には週刊ダイヤモンド(6/12号)の宇宙ビジネス特集でも掲載されている日本の宇宙開発産業を技術で支える企業のひとつです。

いま、町工場では後継者不足により技術の衰退に警鐘が鳴らされていますが、ここ小野電機製作所には優秀な若手技術者が多数在籍しており、熟練技術者からの指導も受け、さらに発展していくことでしょう。

小野電機製作所HPはこちら→http://www.ono-denki.com/

2011/05/08

応援メッセージ一覧

GLXP獲得に向けて、WLSへの応援メッセージを頂戴しています。
今後少しずつ更新していきます。

__________________________________

野口 智樹 株式会社NTマイクロシステムズ 代表取締役

なでしこジャパンに続き、次はホワイトレーベルスペース・ジャパンの番ですね。
成功するまで諦めずに笑顔で明るくやり遂げて欲しいと思います。
皆さんの情熱と英知、そして沢山の素敵な仲間がいれば、きっとやり遂げられる!
応援しています。
__________________________________

田部井 史子

がんばってください。

__________________________________

@makoto_maru

民間宇宙開発はこれからの分野、期待はとても大きいです、応援しています。
_______________________________

吉田豊隆

We will be on the Moon!
__________________________________

伊藤京子

がんばれ!!JAPAN!!
__________________________________

田坂正樹 株式会社インフロー 代表取締役

今まで誰も成し得なかったことにチャレンジする。

プロジェクトに関わっているメンバーだけでなく、それを知った人は誰でもワクワクすると思います。

応援しています。必ず達成してください!

__________________________________






松浦晋也 ノンフィクション・ライター 

小説家になる秘訣を、アイザック・アシモフは「小説を書き始める、書き続け
る、書き終える」と表現した。このうち、一番大切なのは「
書き始める」だろ
う。何事も始めなければ始まらない。始める前に「始めない理由」
を並べ始めれ
ば、物事は動き出す前に頓挫する。

 月に行く理由、それも万人が納得する理由などない。
月に行かない理由は山ほ
ど存在する。「行ってどうするの?分からない」といえば、
かなり多くの人が
「そうだな、分からないな」と思うだろう。

 Google Lunar X Prizeは月に行く理由を作る試みだ。「月で賞金レースをや
る、さあ来い」と世界中を挑発している。挑発に応じない理由は、
これまた山ほ
どある。しかし、そこには抗しがたい魅力がある。
まずはライバルの存在だ。
「俺よりも強い敵に会いに行く」ドラゴンボールと同じである。
強い敵はなによ
りも自分を鍛えるのに役立つ。しかも舞台が月となれば、
月の環境そのものが敵
として立ちふさがる。
これほど燃えるシチュエーションはそうはない。

 かくしてWLSJは立った。勝てば彼ら栄光を手に入れる。
負けても経験を手に入
れる。もはや挑まない理由はない。

 さあ、月で戦おう。

_______________________________




Space X 10年後に火星有人飛行


Space XのCEOのイーロン・マスク氏がウォールストリートジャーナル紙とのインタビューで、10年~20年後には火星有人飛行を行うプランがあることを明かしたようです。

マスク氏はX PRIZE財団のTrusteeの一人であり、Space X社はGLXPのパートナーにもなっています。
昨年、トヨタとの資本提携を発表した電気自動車の会社テスラモーターもマスク氏が設立した会社です。

GLXPの参加チームであるAstroboticsはすでにSpace Xの開発しているロケットFalcon9と契約を発表しています。

WLSの打上ロケットはまだ発表できませんが、Space Xのロケットも有力候補の一つかもしれません。

対災害ロボティクス・タスクフォース始動

今回の東日本大震災では、M9.0という地震そのものの揺れや津波の被害に加え、原子力発電所災害により大きな問題が起 こっています。とくに、原発では、米国のロボットが最初に投入される一方、なぜ日本のロボットがすぐに登場しないのか?と疑問に思われた方も多いのではないかと思います。原発問題の本質は、技術力の差ではなく、制度も含めて準備ができていなかったという点が大きな差となってあらわれました。

原発での作業は今後も長期戦が予想されます。日本のロボット技術が、徐々に実
力を発揮してくることに期待しましょう。

日本の第一線のロボット研究者が中心となって、対災害ロボティクス・タスクフォースが始動しています。

「対災害ロボティクス・タスクフォース」とは、東日本大震災と福島原子力災害からの復旧・復興にむけてロボット技術を有効に利用するための技術上の問題、適用と運用の方策などについて情報交換、意見交換するために集まった有志の会である。日本のロボット技術関連の各種学術団体、日本学術会議、産業界などとも連携する、超学会組織である。主査は、東京大学 淺間 一 教授。

WLSのローバー開発責任者である東北大吉田教授も、このタスクフォースの一員としてリーダーシップを発揮しています。原発対応ロボットについては、耐放射線の問題が正しく理解されていない部分があります。(当初、「放射線環境ではロボットは使えない」と書いていたマスコミもあります。)吉田教授は放射線にさらされている宇宙環境で、衛星を構成する電子機器の性能を適切に評価し、誤動作を回避する技術に実績があります。また、遠隔操縦の技術実証も積み上げてきています。これらの経験を災害ロボットの開発に役立てることが期待されています。

詳しくは、http://www.astro.mech.tohoku.ac.jp/news.htmlをご覧ください。

追記:
問題の本質を考察するうえで、以下の記事が参考になりますので、ぜひご参照ください。
「日本は、『ロボット大国』だ、」--YAHOO!知恵袋
「東京電力、汚染がれき除去の「秘密」で記者会見紛糾」--Asahi Judiciary
「原発論点7 原発の4重苦」--武田邦彦(中部大学)

2011/05/07

ロボコンマガジンでGLXP特集

ロボット情報の総合マガジンとして有名なロボコンマガジン5月号にGLXP特集が組まれました。2008年6月号からの続編です。GLXPについての日本語の情報が少ない中、大枠を理解するには非常にわかりやすい記事になっています。

WLSについても、日本が参加する唯一のチームとして紹介されています。


吉田教授新著紹介: 「マイクロサット開発入門」

WLSでローバー開発を担当する吉田教授がこれまで注力してきた小型衛星の開発ノウハウが一冊の書籍になりました。吉田教授は監修となっていますが、著者である東北大学超小型衛星開発チームは吉田教授が作ったチームであり、吉田教授のノウハウとも言えます。

ローバーの開発では、地上ローバーで蓄えられたノウハウに加え、この小型衛星開発で蓄えられた宇宙環境に耐えうるシステム開発のノウハウが重要になってきます。

『マイクロサット開発入門』
東北大学超小型衛星開発チーム 著  吉田和哉 監修
定価3,675円(税込
) A5判
ISBN978-4-86163-159-7 C3053
(2011年4月刊行)

《目 次》
1.まえがき
2.マイクロサットの目指すところ
3.マイクロサットの歴史と現状
4.マイクロサットの開発手順
5.各系の設計
6.システム試験
7.部品・材料選定
8.低価格化手法
9.電池のスクリーニングと充放電
10.マイクロサット特有の事項
11.地上システム
12.あとがき『マイクロサット開発入門』

最近小型衛星の重要性が認識され、多くの大学が数kg級の超小型衛星、50kg級のマイクロサットの開発に挑戦している。しかし小型の衛星と言えども、衛星開発には多岐にわたる技術要素、ノウハウの蓄積が必要であり、一朝一夕に開発できるものではない。
筆者等が科学衛星、マイクロサット開発で得た技術・知識・経験に基づいて設計・製作・試験の基本事項、勘所、テクニックを述べ、さらに鯨生態観測衛星(WEOS)、SPRITE-SAT(雷神)等の設計から運用までの実例を交えてマイクロサットの開発方法について解説している。マイクロサット開発を目指す技術者、学生に良い指針を与える参考書である。

ご注文は「東北大学出版会」のページへ

2011/05/06

震災ボランティア⑥復興に向けた希望の一本松&酔仙

陸前高田での復興情報を一部紹介したいと思います。

まず、希望の一本松について。

陸前高田市は、観光名所として
高田松原を海岸線沿いにもっていました。




しかし、今回の津波によって高田松原を失ってしまいました


そんな中、不思議な事に


1本の松だけが津波被害を免れて残っていたというのです。







まさに「希望の一本松!」
陸前高田市としてもこの一本松を復興のシンボルとしています。

例えば、
復興のステッカー
この売上は復興支援に使われます。








そして、陸前高田市の日本酒「酔仙」。

震災によって大きな被害を受けた酒造です。

多くの酒が被害にあってしましたが、

きっと復興してくれるでしょう。

おいしいお酒がまた流通できることを祈っています。

2011/05/05

震災ボランティア⑤出会ったボランティアの方々

今回のボランティアで多くの人に出会うことができました。
まさに一期一会ですが、
一部、強く印象に残った人を紹介してみたいと思います。

●ボランティア情報提供&駐車場整理@宮城県泉パーキングエリア

ボランティアは現地にいってこそやることがあると思っていましたが
まさに現場といわれる所以外にも
こんなにもやれることの広がりがあるんだなぁ
という幅の広さに驚きました。

ちなみに兵庫県のボランティアの方々でした

●高齢者ボランティア@陸前高田市ボラセン(ボランティアセンター)

仕事は引退しているので、長期間滞在できるらしい
車に寝泊まりしていて自炊もお手の物
俺らとは鍛え方が違いますよ
歳を感じさせないバイタリティには脱帽でした

70歳の盛岡からきている元自衛官の方は
体力、現場の知恵など
全てにおいて頼りになる大先輩でした。

63歳の愛知からきている方は、
活動時ボラセンとの連絡をうまくとってくれて、
ボラセンとボランティアチーム、
チームの連携を
良い方向に導いてくださいました。

●ボラセン駐車場でテント住まいのボランティア

駐車場の片隅にテントが何日も張ってありました。
長期間やっている様子でした。
台風のような天気の日もありましたが、
そこに滞在していたんでしょうね、
すごいサバイバル力です 汗

●祖母がまだ行方不明の中ボランティア活動をされていた方

話を伺い、本当に辛い心情の中、
悲しみに浸っているだけでは次は始まらないと
ボランティアに参加されていました。
ボランティアの現場でもそのような方々はたくさんいるんです

早く見つかることを祈るばかりです

●阪神大震災でボランティアをしてもらった恩返しとして参加された方

過去の阪神大震災で被害にあったが、
ボランティアに助けられたそうで、
今回は自分が助ける番だとおっしゃっていました。

こうして絆がつながれていくことを実感しました。

彼は同時に
復興という現実の難しさをボランティア参加者に伝えたりして
被災地が迎えるであろうこれからの課題などを
経験談を基に聞かせてくれました

●ボランティア団体

活動中、バスでボランティアに来ている団体もいくつもありました
駐車スペースが限られているので被災地に迷惑をかけない来方ですよね

団体の中には外国人の方がいましたが、
彼ら自身も難民で母国に帰れないため
ボランティアをしながら生活をしている人達もいるとの話を伺いました。

●東京での仕事を辞めて復興のために東北に帰ってきた人

東北復興に貢献するために
東京での仕事を辞めてボランティアに参加している人もいました。
とても志も意識も高く、素晴らしい方々でした。
これからの東北復興をリードしてくれる方々になるのでしょう




以上の様な方々に出会い、
自分が勇気を与えるつもりで向かったはずなのに、
逆に勇気をもらって帰ってきたような気がします。

これからの日本は復興できるはず
すごい東北が立ち上がるはず
そして行動に移せば、私たちもその力になれるはず

震災ボランティア④受入れ中止の現実と課題

ここ数日間、
東北各地でのボランティアセンターでは、
ボランティアの受け入れを中止しているところが多かったみたいですが、
現地@陸前高田市ボランティアセンタ―にお世話になった
1ボランティアとしての見解を以下に述べてみます。



●マスコミ取材

ボランティアセンターで
ボランティアを取材したり、
ボランティア団体に同行して
活動を一緒にやったりしているのを見かけました。

ビジネスホテルで報道会社の車を
見つけることもできました。

しかし、
報道されマスメディアを通して大衆にしらされる部分は、本当に一部です。

避難所にで非難していない人や家屋半壊まではいっていない人たちは
個人で復旧していて苦労されています。

そういうことは、
現地に行ってみないとわかりにくいことかもしれません。


●ボランティアセンター

東北の大学生、NPOはもちろん
福井県や沖縄県など遠い所からもボランティアセンターのセンター員として
活動をしにきてくれていました。

各ボランティアの問合せや改善案を一生懸命に聞いて、
対応できるように動いてくれていました。

ボランティアとして参加すると
効率が悪いとか、ここがイカンということを見つけるのは簡単だと思いますが、
いつ誰がボランティアにくるかを把握できないセンターの状況では、
彼らはよくやってくれていると感謝しています。


●ボランティア

報道されるような被災地を観光気分できているような失礼な人間は
見かけませんでした。

皆真剣な思いを持って
ボランティアに参加しようとしている人ばかりでした。




刻一刻と変わる現場の実態を把握しているのはボラセンだと思います。
マスコミの情報だけでなく、
各ボラセンに問い合わせてみることが、大事だと感じています。


皆さんの支援したいという気持ちが
具体的な行動へと移りますように

現地では本当に、今後も多くの人手が必要だと思います

( 参考URL:陸前高田市社会福祉協議会 )

2011/05/04

震災ボランティア③がれきの撤去

5月3日もボラセン(ボランティアセンター)に集まって
朝までに集約されたボランティアの需要と
朝に集まったボランティアの人達(供給)のマッチングします。

田んぼのがれきの撤去を選択しました。

どうやら、がれきの撤去にも難易度があるようです。
半壊した建物のがれき撤去は、建物が壊れる可能性もあり危険度が高いらしい。
田んぼや畑のがれき撤去は、建物が壊れる危険がないので比較的安全らしい。

ヘルメットや、鉄板入り長くつなどの装備がない人は、
建物のがれき撤去は、やめといた方がいいみたいですね。

というわけで田んぼのがれき撤去に向かいました。

作業場所に到着すると、
一面がれきなどの漂着物が散在しています。
写真でみるとそうでもなさそうにみえるが
実際はたくさんあります。うまってます。





総勢40名くらいで1日かけて
たんぼ1枚+隣の川のがれき撤去が完了しました。







実際にやってみて、
改めて人手と時間の必要な作業だとわかりました。

田んぼ表面にあるがれきをとっていると、
泥の下から埋まっていた別のがれきがでてくるし、
小さなゴミも出てきます。
重機ではとれないがれきやごみを取る作業が必要だと実感しました。

これこそ、ボランティアの多くの力が必要だと思います。
東北は、田んぼや畑なども多く、
土地を持っている人も高齢の方が多いので、
自分だけでがれき撤去をしていくのは本当に酷です。

皆で助け合って早く、田畑も元の姿にしていきたいですね。

2011/05/02

震災ボランティア②幼稚園に集まった衣類の整理

今日も8:30にボランティアセンターに集合して、
個人のボランティアさん数名を拾って、
依頼場所の幼稚園に行きました。

今日は、支援物資として集まった衣類の仕分けと
保管場所の移動です。

集まった衣類を全部出します。
全国から支援物資として送ってくれた衣類を
改めて被災地での今後の活用方法を考えて仕分けし直します。
ここでは、
子供用衣類は身長別に分類していきました。

仕分けた衣類を段ボールにつめて、
トラックに積んで近くの小学校に運びます。

小学校は避難所にもなっているので物を置く余裕はないんです
渡り廊下にブルーシートを下に敷いたりして雨風に耐えられるようにしてから、
荷物を置いてその上にブルーシートで囲うんです
これで一時保管としました。

今日は、ありがたいことに避難所の小学校で昼食をいただきました。
(基本、ボランティアは自分の食事を準備しています)
カップラーメンとリンゴ、そして避難所のお母さんたちが握ってくれたおにぎりです。
体を動かした後で、うまいっす、ありがたいっす。



さてさて、
有名人が避難所を回っていることがニュースで報道されていますが、
今日いった避難所は完全にそういう依頼を断っています。
非難している方々のストレスにならないよう極力配慮しているんですね。



やはり、現地に入るということの大きさを実感します。
ボランティアに来る前は、被災地にくることで逆に迷惑をかけてしまうかもしれないと考えたこともありますが、
体力仕事はたくさんあります。
高齢な方が多いので、すごく助かるというお声をいただきます。

2011/05/01

震災ボランティア①小学校で物資の整理

今日は8:30にボランティアセンターに集合して
避難所になっている小学校の体育館にて
物資の仕分け/整理をしてきました。
写真は、朝のボランティアセンターの風景。

体育館の中をちょいと無理して分類してみると
・居住スペース
・新聞や市民報などの情報共有のためのスペース
・炊き出しをするスペース
・支援物資を置くスペース
などに分類できるのでしょうか。



実際は空いているスペース、
たとえば通路などは物資を置くスペースになってしまっています。


そこで体育館の外に荷物をおくスペースを作ったり、
支援物資を整理する作業をしました。

物資などの整理をする際に、
どうしてもたくさんの埃が舞ってしまいます。
1ヶ月以上生活してますからそりゃたまりますよね
居住スペースにも埃が飛んでいってしまうのが申し訳なかったです・・・

まだ水も通っていなく、近くの川とか用水路から引いてきた水を使っています。


幸い、飲料水は支援物資が送られています。


また、自衛隊が小学校の校庭でお風呂を提供していました。



ほんの少しだけボランティアしただけでは絶対に見えてこない所で
皆さん苦労しながら生活されているのだと思います。



私たちは1週間もボランティア活動できませんが、
今日あった方々で全国各地からきて
テントや車で長期間ボランティアをしている方々も多くいました。
日本って本当にすごいです。

そして、
GW明けに近くで仮設住宅への引越しが始まるようです。
早く落ち着いた生活ができるといいですね。

すでに筋肉痛・・・


明日もがんばろー。

(文責:大島)