WLSでローバー開発を担当する吉田教授がこれまで注力してきた小型衛星の開発ノウハウが一冊の書籍になりました。吉田教授は監修となっていますが、著者である東北大学超小型衛星開発チームは吉田教授が作ったチームであり、吉田教授のノウハウとも言えます。
ローバーの開発では、地上ローバーで蓄えられたノウハウに加え、この小型衛星開発で蓄えられた宇宙環境に耐えうるシステム開発のノウハウが重要になってきます。
『マイクロサット開発入門』
東北大学超小型衛星開発チーム 著 吉田和哉 監修
定価3,675円(税込) A5判
ISBN978-4-86163-159-7 C3053
(2011年4月刊行)
《目 次》
1.まえがき
2.マイクロサットの目指すところ
3.マイクロサットの歴史と現状
4.マイクロサットの開発手順
5.各系の設計
6.システム試験
7.部品・材料選定
8.低価格化手法
9.電池のスクリーニングと充放電
10.マイクロサット特有の事項
11.地上システム
12.あとがき『マイクロサット開発入門』
最近小型衛星の重要性が認識され、多くの大学が数kg級の超小型衛星、50kg級のマイクロサットの開発に挑戦している。しかし小型の衛星と言えども、衛星開発には多岐にわたる技術要素、ノウハウの蓄積が必要であり、一朝一夕に開発できるものではない。
筆者等が科学衛星、マイクロサット開発で得た技術・知識・経験に基づいて設計・製作・試験の基本事項、勘所、テクニックを述べ、さらに鯨生態観測衛星(WEOS)、SPRITE-SAT(雷神)等の設計から運用までの実例を交えてマイクロサットの開発方法について解説している。マイクロサット開発を目指す技術者、学生に良い指針を与える参考書である。
ご注文は「東北大学出版会」のページへ
2015年までに月面に無人探査機を送り込む民間ミッションが日本で始動します。Googleがスポンサーとなっている宇宙を舞台にした壮大な賞金レースであるGoogle Lunar X PrizeにWLSの一員として日本人チームも参加します。リアルです。このビックゲームに勝つには、日本の皆さんの力が必要です。一緒にワクワクしたいサポーターの参加をお待ちしています。
2011/05/07
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