2015年までに月面に無人探査機を送り込む民間ミッションが日本で始動します。Googleがスポンサーとなっている宇宙を舞台にした壮大な賞金レースであるGoogle Lunar X PrizeにWLSの一員として日本人チームも参加します。リアルです。このビックゲームに勝つには、日本の皆さんの力が必要です。一緒にワクワクしたいサポーターの参加をお待ちしています。

2010/12/09

「occur2010 摩磋 -massage-」にWLSJゲスト出演決定

12月11日に仙台で行われるメディアアートイベントにWLSJ

2010/11/25

パートナーについて

(この記事はWLSより2008年1月1日にエントリーされた記事です)

パートナーについて

AOES Group BV 
 AOESグループは国際的なエンジニアリング・サービスとコンサルティング・サービスを提供する会社す。エンジニアリング・サービス、情報工学、映像および通信技術の分野で100人を越える技術者を有しています。AOESはWhite Label Space(WLS)に対し、着陸船および走行車の構造・熱・推進力のサブシステムを提供しています。AOESはオランダのNoordwijikにあるチーム本部の事務所設備を後援しています。

Swiss Propulsion Laboratory
 SPLはWLSに対し、着陸の際に使う低コスト・エンジンを開発しています。長年にわたり、数多くの顧客に対し安価で信頼性の高いロケット推進システムを開発してきた実績があります。SPLでは作業場とエンジニアリング・デザインのオフィスがロケット・モーターの試験作業台と同じ場所にあるので、迅速で広範にわたるエンジン設計の検証ができます。





東北大学 宇宙ロボット研究室 
 当研究室では、月面走行車(ローバー)の設計を中心に取り組んでいます。当研究室は、小惑星探査機「はやぶさ」などの往復型ミッションを含む数多くの宇宙関連のミッションに貢献している吉田和哉教授が率いています。

Airborn Composite BV 
 WLSに対して、軽量な複合材料構造体を提供していただく予定です。当社は宇宙、航空、アンテナなどの機械部品を含む多種多様な市場向けに応用複合構造物を開発・製造しています。当社は最新のエンジニアリングと製造設備を運営し、技術調査、製品設計ン、プロセス・エンジニアリング、品質管理および構造体補修を含む構造体エンジニアリング開発の一括してカバーする能力があります。

LunarNumbat 
 オーストラリアおよびニュージーランドのオープンソース開発者のチームであり、WLSに対し、新しいソフトウェアとエレクトロニクス・ハードウェアを開発することで協力してくれています。一般のメンバーはwikiを通じて進捗状況をモニターできます。次の3プロジェクトが進行中です。
・推進力制御航空電子工学
・HDビデオ&静止伝送装置
・レーダー高度計

Emxys 
 エミクシーズ社は、科学産業市場の機器類および制御装置組み込み型の電子システムの設計と製造メーカーです。宇宙分野で非常に活発に活動すると同時に、当社はバイオメディカル・エンジニアリング、フォトニクス、高度エネルギー物理学、通信を含む最前線の分野で強力な実績をあげています。当社は、WLSのGLXPと実地実験のためにカギとなるエレクトロニクス・サブシステムおよび部品を開発しています。

Wroclaw University of Technology 
 ウロクロー工科大学は、国際宇宙ステーションのアマチュア無線アンテナを含む航空宇宙通信機材の開発に広範な経験を持っています。そのアンテナは、国際宇宙ステーションの欧州のモジュール「コロンブス」に設置され宇宙を飛行しています。テレコミュニケーション実験室はWhite Label Spaceのためにアンテナとその他のテレコミュニケーション・ハードウェアの開発をしています。

The Satellite Technology Group 
 サテライト・テクノロジー・グループは、ミュンヘン工科大学のアストロノート・インスティチュートの一部で元ドイツ人宇宙飛行士、ウルリッヒ・ウォーター(Ulrich Walter)に率いられています。当グループはWLSとパートナーシップを結びミッションに必要な宇宙空間に適した機械装置を提供してくれます。これを成し遂げるために宇宙で適応できるテレプレゼンス技術の開発で強力な実績をあげています。

JAQAR 
 ジャカー社は、軌道設計とミッションの分析をしてくれるWLSのパートナーです。JAQARsoftware.comは、お客さまがデスクトップPCから毎日手軽に衛星の弾道計算ができるような質が高く、使いやすいインテリジェント・ソフトウェアのツールを提供しています。取引先には、欧州、米国、アジアにわたる代表的な宇宙関連企業や政府機関を多く含みます。

パートナーは私たちのGoogle Lunar X PRIZEの開発の支援をしてくれます。
パートナーは民間企業、非営利団体、または大学です。

読者の皆さまがWhite Label Spaceの活動に共感していただき、関心をもっていただけたらな、ぜひとも連絡をお待ちしております。






2010/11/11

White Label Space(WLS)とは何か。

(この記事はWLSより2009年5月9日にエントリーされた記事です)

White Label Space(WLS)とは何か。

WLSは2008年3月からGoogle Lunar X Prize(GLXP)の準備
を進めてきました。
当初は、チーム名もなくGLXPにどのようにアプローチするかというビジョンさえ持っていませんでした。
それでも、私たちは1つにまとまることができたのです。
なぜなら、遂に月を始めとする遠大な宇宙ミッションに民間資本で挑戦する時代が到来したという共通の信念を抱いていたからです。

我々は事業計画を立てる中で、GLXPが一般の団体にも手を差し伸べていることに気づき、まず最初にこのブログを開設しました。

このブログを通し、次のようなことを調べました。
 ・宇宙での広告について
 ・ブランドイメージについて
 ・人を惹きつける宇宙関連のニュースについて
 ・パートナーの認知度UPについて
そして、どうすればGLXPに勝てるかという推測を含むGLXPの商業面のいくつかを調べました。

これらと並行して、GLXPミッションの構想を進展させるために、エンジニア・チームを作りました。

準備としての構想段階のデザインはかなり進展してきています。
その上で多くのことが見えてきたのです。
私たちの構想で月へのミッションを実現するためにには、依然として多くの課題を克服しなければなりません。
これからの数ヶ月の間に、徐々にチーム・メンバーとテクニカル・プランの詳細を紹介していこうと思います。

もちろん、技術面に関してはオープンにできないこともあります。
しかし、ご了承願います、GLXPは結局のところ競争なのですから!

このブログの読者のみなさんに最も持ち返ってほしいものは、私たちのチーム名です。

このチーム名は、2008年6月のブレスト中にチーム・リーダーのSteve Allenによって、“White Label Space”という名前が出されたのです。

“White Label”とは、ノー・ブランド(または商標登録されていない)のことで、御社のブランドとして提供できるのです。

世の中でノー・ブランド商品として知られているサンプルは、スーパーの商品、レコード、ウェブサイトや電子装置です。
ノー・ブランド商品は、強いブランドイメージをもつ会社が新製品開発において、コストやリスクを軽減するために使ったりしています。

しかし、現状として、
宇宙にアクセスするためのコストは下がってきているとはいえ、依然として非常に高いのです。
GLXP参加チームで一番シンプルなモデルでも数千万ドルのコストがかかります。
私たちは、情熱的で技術に非常に強い宇宙工学エンジニア・チームとタッグを組み、必要な技術とデザインを内製し、かつインターネットを使って進捗や試験結果を宣伝することで、資金調達を図ります。

準備が整った暁には、私たちの技術を、御社のブランドとして活用できるように世界に売り出すつもりです。

御社は私たちのWLSブランドを自分たちの独自ブランドとして活用するのです。
それによって私たちは、月面に長期滞在するという人類にとって次の大きなステップに参画することとなるでしょう。

2010/11/07

早稲田大学の学園祭にてプレゼン


東京六大学野球の優勝、
そして、
斎藤佑樹のプロ野球、と勢い冷めやらぬ早稲田大学で
さらにキャンパスをヒートアップさせる学園祭が今週末にありました。

学園祭企画の1つにWLSJもゲスト参加してきました。
参加したイベントは
「早大生、ついに宇宙に旅立つ!!」
主なゲストは次の通りです。

稲波紀明
 ヴァージンギャラクティック社の宇宙旅行に当選し、来年、宇宙旅行者となるであろう彼は現在、
 早稲田大学でファイナンスを学んでいる
袴田武史
 GLXPの概要やWLSJ代表として、活動概要や夢を学生や一般のお客に伝えました。
 レースはこれから、皆で作り作り上げる宇宙開発をメッセージしてきました。
・大貫剛
 友人ロケット研究会所属。無重力状態で結婚指輪を交換したという非常にインパクトのある動画を提供してくれました。
 無重力を体験することを身近に感じさせてくれました。
・松浦晋也
 宇宙ノンフィクションライターとして著名な作品をお持ちの松浦さん。
 国の政策の問題についても、鋭い指摘を伺うことができました。
あどばるーん(司会)
 爆笑オンエアバトルにも出演している青森出身のお笑いコンビ。今回は、初めての宇宙ネタで漫才もしてくれました。


WLSJの説明では、学生や一般のお客様に対してGLXP、WLSの説明をしました。
大きな夢を「共に」実現にしようというメッセージで会場の多くの人を魅了しました。

興味を持ってくれた学生も複数人いて、
非常にうれしく思います。

このようにたくさんの人に
活動の趣旨やメッセージを伝えていくことをこれからも
続けていくことが大事であると改めて認識しました。

今後もこのような機会を大切にし、
積極的に発信していきたいと思います。

2010/11/05

WLSがGoogle Lunar X Prizeに参加


(この記事はWLSにて2009年5月8日にエントリーされた記事です)


White Label Space(WLS)は、
Google Lunar X Prize(GLXP)に挑戦するために、経験豊富な宇宙専門家が集まり2008年に結成されました。
初期のアポロ計画のように、GLXPで賞金を獲得することで、何億人もの人々がWLSのことを知るようになります。

それによって、WLSはテクノロジー、自動車、通信、運輸および金融業界の国際企業に対して、これまでにない広告の機会を提供し、強力で永続的なブランドを作り出します。

WLSは世界中の企業・団体組織と強いパートナーシップを築いていきます。
ウェブテクノロジーを最大限に利用し、パートナーの総合的なプロモーションの基盤を提供します。
WLSはパートナーと共に、将来の新たなテクノロジーや製品を開発していきます。世の中に急速に広がるソーシャルメディアを活用し、WLSは宇宙コミュニティーの枠を越えて、冒険と発見に出かける旅に参加する幅広い層の人々をワクワクさせることでしょう。

チーム編成チームは、日本、イギリス、オランダ、オーストラリア、米国、フランス、ブラジル、イタリア、ドイツ、ノルウェイ、ポルトガルの国の人たちから編成されています。中核メンバーは次の人達で構成されています。
 
Steve Allen
 
Marina Petrozzi
 
Andrew Barton
 
Kazuya Yoshida
 Juergen Schlutz
 
Mark Bentley
 
Ono Ayako
その他に40名前後の協力者およびアドバイザーがチームを支えています。

WLSの創立メンバーは、
Lunar Explorers Society(LUNEX)のメンバーおよび月面探索に関する欧州宇宙局(European Space Agency(ESA))の計画のひとつであるEuromoon2000プロジェクトなどに関わっています。


LUNEXについて

LUNEXは、人類の利益のために月の探査を促進することを目的とした、国際宇宙権利擁護組織です。
LUNEXメンバーは、太陽系探査の中で月探査は次に起こるステップであり、そして一番重要なステップであると信じています。

そして国際協力を推進することを通じて、一般大衆の啓蒙活動の一助となると信じています。
LUNEXは継続的な月探査により、月に関する利益を地球上の全人類にもたらすことができると考えています。


Euromoon2000について

Euromoon2000は、1990年代にESAが主導したプロジェクトであり、その目的は、2000年に月の南極にあるシャクルトン・クレーターの縁にロボットを着陸させることでした。
プロジェクトはオランダの宇宙飛行士 ウッボ・オーケルス(Wubbo Ockels)によってリードされました。
彼はその数年前から関連する研究を進めつつ、ESAおよび産業界から25名以上のエンジニアおよび科学者を集め、ミッションの概念設計評価の研究をしました。
最終的に、ESAはこのEuromoon2000のミッションに予算つけることができませんでしたが、その当時の努力と進展はWLSのヨーロッパのチームメンバーにとってはGLXPに挑戦する大きなモチベーションになっています。


アプローチ


WLSの目標は、GLXPのミッションに優勝する能力のある強力な国際的技術集団を招集することで、投資家にアピールすることにあります。
WLSは、強いパートナーシップを創造することがこの目標の鍵となる要素だと考えます。
パートナーは自社のテクノロジー、製品および能力を国際的な舞台で披露していくことができます。
実行力のあるチームを作るために、WLSは互換性に焦点を当て、互換性の高いモジュールデザインを開発し、低コストでの宇宙ミッションを可能にする新たな標準インターフェースとなるようにします。
これまでの宇宙業界の特徴でもある閉鎖されたアプローチから、オープンで協力的なアプローチへの変化はインターネットによるビジネスの革新の過程と非常によく似ています。
インターネットの革新により、インターネットビジネスは閉鎖型スタンダードから、だれもが貢献でき恩恵を受けられるオープン型スタンダードへシフトしました。
WLSは情報革命を活用し、知識を共有し情報を体系づけることの無限の可能性を認識しています。
WLSは、最先端のインターネット・テクノロジーを活用し、インターネットのインフラ構造を常に更新し最新のものにしていきます。
例えば、クラウド・コンピューティングにより、世界各国に分散しているメンバーでの効率的なプロジェクト遂行が可能になっています。


パートナー


WLSは、GLXPに必要な技術開発を支援してくれる世界中のパートナーと強いネットワークを持っています。
パートナーのリストは、こちら(現在準備中)から参照できます。
WLSは世界中の有能なパートナーとの新たな連携を継続的にしていきます。

WLSは、このミッションを人類にとって壮大なアドベンチャーの始まりであると考えています。
普通の人々が単なる傍観者から参加者になることで、宇宙探査の次の大きなウェーブが起こるはずです。

2010/11/03

メールマガジン創刊

今月よりサポーター向けに毎月1回メールマガジンを発行します。

メールマガジンのコンテンツは
  • 今月のWLSアップデート
  • WLS裏話(不定期)
  • 今月のGXLP関連情報
  • 来月以降の予定
ブログなどでは発信しない情報も盛りだくさんにしていく予定です。
皆さんの登録お待ちしております。

メールマガジンへの登録は下記URLよりお願いします。

2010/11/02

White Label Space財団

White Label Spaceはオランダで財団として登記を行いました。それによってクライアントのために資金を集め、プロジェクトを遂行する法人格の資格を得ました。

White Label Space財団のゴールは、宇宙旅行に向けて、特に惑星探査、科学およびビジネスの分野で革新的ソリューションを生み出すことです。

財団の理事会のメンバーは以下の通りです:
・議長 - Andrew Barton
・会計係 - Henri Kok
・書記 - Aad Eggers

White Label SpaceでGLXPのリーダーであるSteve Allenも理事として財団に加わる予定です。

財団の本部はWLSのパートナーであるAOESグループBV本社敷地内にあります(オランダのノードウィジック(Noordwijik))。

お問い合わせ先:(英語)
・住所:Hyugensstraat 34, 2201DK Noordwijik ZH, The Netherlands
・電話番号:+31(0)715 795 535
・ファックス:+31(0)715 721 277
・Eメール:info@White Label Space.com

お問い合わせ先:(日本語)
・Eメール:whitelabelspace.japan@gmail.com

2010/10/31

11月7日(日)早稲田祭ゲスト出演


ヴァージンギャラクティック社の宇宙旅行に当選し、
日本人初宇宙に行く稲波さん(早稲田大学ファイナンス研究科在籍)が
主催する早稲田祭でのイベントにWLSJがゲスト出演します。
(プレゼンの内容は前回の設立イベントと同様となる予定です)

ヴァージンギャラクティック社はWLSが参加しているGoogle Lunar X Prizeの
前身であるAnsari X Prize(民間資本で有人宇宙飛行に成功したら賞金1000万ドル)
みごと賞金を獲得したスケールド・コンポジット社共同で宇宙船を開発しています。


「国産ロケットはなぜ墜ちるのか」を出版した宇宙ノンフィクション・ライターの
松浦晋也さんとのトークショウも見逃せません。

司会は、宇宙漫才に挑戦する青森漫才 あどばるーんです。
あどばるーんはNHK「爆笑オンエアバトル」にも出演し、人気急上昇中です。


日時:2010年11月7日(日)15:00~17:00(14:30開場)
場所:早稲田キャンパス15号館102教室
参加費:無料(参加者は美容院miq高田馬場店のカット代が半額(2000円)になる特典があります)
イベント概要:第一部:WLSJの説明、稲波紀明の宇宙旅行の説明
       第二部:トークショウ(WLSJ・松浦晋也・稲波紀明)
協賛:美容院miq高田馬場店
演出:稲波紀明

2010/10/17

GLXP Team Summit @ Isle of Man

WLSJ代表の袴田がWLSのランダー開発リーダーであるDr. Bartonと共に、10月4日(月)と5日(火)に開催されたGLXP Team Summitに参加してきました。

GLXP Team Summitとは、X Prize財団(XPF)が主催するGoogle Lunar X Prize(GLXP)の参加チームを招いた全体会議です。毎年行われており、今回は4回目です。23チームエントリーしていますが、このサミットに参加していたのは12チーム(+この時点では公式に登録していない1チーム)でした。


会場はIsle of Man(マン島)。イギリスとアイルランドの間にある島です。タックスヘブンであり、宇宙産業にも力を入れています。6月にあるバイクレースであるTTレースでご存知の方も多いかもしれません。


サミットは内容を簡単にまとめると・・・

・前日レセプション
GLXP担当者の紹介や、ManSat紹介など。各チームの参加者とも挨拶。夜遅くまで他のチームやメディアと飲んでました。


1日目は・・・

・MTAの議論
・記者会見
・地元の学校での教育イベント

・メディアへの各チームのプレゼン


・Castle Rushenでのカクテルパーティー
パーティー後は、MITでX Prizeの社会的インパクトを研究しているという博士課程の学生とのインタビューも受けました。


2日目は・・・

・地元企業訪問
・専門家のレクチャー
・広報活動の議論


XPF関係者や他のチームメンバーと話し、肌感覚で状況をつかめたのは非常に有効でした。

ロンドン経由で日本帰国だったので、帰りにWLSチームリーダーであるSteveとロンドンで食事をしました。WLSの話から仕事の話、彼のプライベートなまで短い時間でしたが、いろいろ聞くことができ、これまたいい機会でした。

他にもGLXP Team Summit関連の記事があります。

2010/10/11

WLSJ設立イベント

2010年9月20日(月・祝)にお台場にあるTOKYO CULTURE CULTURE(カルカル)にて、WLSJのキックオフイベントを行いました。

短い広報期間にも関わらず、宇宙開発従事者以外にも多くの他の産業の方にもご参加いただき、WLSの活動への関心の高さを感じました。イベント後のアンケートにおいても実に85%以上の参加者が「よかった」との回答を頂きました。


イベントでは、まず、ビッグゲームの始まりをイメージしたWLSJ作成の映像で始まりました。
ヨーロッパを含めたWLSのチームメンバーの紹介、WLSのプランの紹介を行い、参加者参加の体験ゲームを行いました。

月面上のローバーを地球の指令センターでコントロールすることを模擬したゲームです。

月面上のローバーを操縦するには、ローバーまたは着陸機からの限られた視野の映像を基に次の動作を判断しなければなりません。また、月面と地球でのデーター通信のスピードにより、地球での指示と月面上のローバーの動きに時差が発生します。
ローバーのこの難しい操作を指示してもらいながら、ローバーに取り付けた筆で仮想月面に模様を描いてもらおうというゲームです。

『月面DEアート』

参加者を4つのチームに分け、それぞれのチームで地球から月面に送る指示をブレストしてもらいました。数字、記号、アルファベットのみで指示を作ってもらいました。

月面には、ローバー操縦者1人と月面カメラ役1人が配置につきます。
他の人は地上局の指令センターに配置します。

地球の指令センターのみに、どのような模様を月面に描いてほしいかの指示がWLSより紙で示されます。

地球の指令センターはその模様を描くために作成した指示を紙に書いて、月面上のローバー操縦者に次の指示を伝えます(言葉で伝えてはルール違反です。あくまでも記号のみで伝えます)。

また、地球の指令センターでは、月面上のローバーを直接見ることはできず、月面カメラの画像をモニターで確認し、指示を考えます。

果たして、どのチームが一番上手に模様を描けたでしょうか?


ゲームはとても盛り上がり、参加者からも「面白かった」という声を多数いただきました。

驚いたことに、寄付ボックスにたくさんのお札が。。。
募金していただいた方、本当にありがとうございます!!


■アンケート結果
回収率: 90%

参加者属性:
職業: 会社員65%、経営者・役員12%、学生12%、その他12%
産業分野: 宇宙開発23%、機械18%、IT14%、金融14%、コンサルティング9%、航空5%、電気5%、その他14%

イベント評価: 非常に良かった64%、良かった24%、普通12%、良くなかった0%、来なければよかった0%

協力意思: 無償69%、有償14%、回答なし17%

参加者の声:
・ゲームがかなりおもしろかった
・時代を変えていく興奮を感じます、楽しみです。というよりは、楽しみを作る方向に動きたいですね。
・ローバー運用面白いですね。思い通り動かなくても工夫する根性が必要!
・「参加する」宇宙 という言葉がステキです。ローバーの走行実験見たいです。
・課題が多く、WLSJがどのような方針で、どのようなものを開発し、実行するのか、もう少し具体的に説明してほしかったです。
・宇宙関係でない人の話も聞けてよかった
・分野展開を考えてているところが、何か関われそう!と思えた。


また、カルカルでもライブレポートを公開いただきました。
こちらも併せてご覧ください。

2010/09/19

Coming Soon

カルカルのUstreamでイベント生中継!!

ツイッターが騒がしくなるかも!?

ローバー始動です。

2010/09/10

スティーブ・アレン Steve Allen


White Label Spaceのチームリーダー。

スティーブはWhite Label Spaceの試みにメディア産業における深い知識をもたらし、将来のスポンサーや投資家にWhite Label Spaceのビジョンや進捗を伝えるのに大きな役割を果たしています。彼は宇宙科学に熱中しており、ニュー・メディア、ソーシャル・メディア、PRの現場における深い知識を持っています。専門とする分野はプロジェクト・マネジメント、メディア配信、そして資産管理です。

現在スティーブはBBCでBBCデジタル・メディア・センターに属する研究グループを率いています。受信料を支払う人々に対して、より付加価値の高い番組を提供したり、BBCが所有する膨大なアーカイブの可能性を研究しています。

それ以前は、Joost Technologies社でディレクターを務めていました。Joost Technologies社はセキュリティで守られたP2P経由で高品質な動画配信を実現した初めてのインターネット・ベンチャー企業であり、世界中の主要なコンテンツのプロバイダーとパートナー契約をした最初の会社でもある。Joost Technologies社は後にプラットフォームへのエントリー障壁を引き下げることに再度焦点を当て、ホワイト・レーベルの包括的な動画配信のサービスプロバイダーとなりました。Joost Technologies社においてスティーブは、Transcoding & Archiving operations, Video R&D, Business Support & End User Support teamsを担当していました。


2010/09/09

9月20日WLSJ設立イベント開催


夢はあるか?ここに挑戦する夢がある!月へのビックゲーム
参加者募集

最近、ワクワクする夢を持っていますか?ここに挑戦する価値のある夢があります。2014年までに月面に無人探査機(ローバー)を送り込む民間ミッションが日本で始動します。リアルです。月へのビックゲームです。Googleがスポンサーとなっている宇宙を舞台にした壮大な賞金レースにWhite Label Spaceの一員として日本人チームも参加します。この月へのビックゲームに勝つには、日本の皆さんの力が必要です。一緒にワクワクしたいサポーターの参加をお待ちしています。

「寄り集めの若者が宇宙開発?そんなのでっきこないよ。」
と思ったアナタには、ぜひそれが真実か自分で確かめてほしい。
ここ数年、実務経験もない大学生が、秋葉原で購入した部品で作り上げた人工衛星を地球周回軌道へ毎年のように打上げて運用している事実を。ケネディー大統領の演説後、実際に月着陸を成し遂げたNASAの技術者チームの平均年齢が26歳だった事実を。ガガーリンが宇宙から青い地球を見てから、人類が初めて月面に降り立つまでたった8年だった事実を。
ワクワクする革新を生む宇宙開発は、気の遠くなるような長い時間をかけて、国家が経験のある研究者や技術者を雇ってやるものではないのです。

主役はキミだ!さあ、一緒に人類の新たなる1章の幕を引こう。

■開催概要
日時:2010年9月20日(月・祝)18:30~21:00(17:30開場)
東京都江東区青海1丁目3-11Zepp Tokyo2F
内容: 1.WLS概要の紹介
    2.サポーター参加型イベント
    3.今後の活動のご案内
対象:普段、宇宙開発に触れることがなかったけど、ワクワクしそう!と感じてくれたアナタ
チケット代:前売り券2000円 当日券2500円(飲食代別途必要・ビール¥600など)
お問合せ先:whitelabelspace.japanあっとgmail.com

■Ustream生中継決定カルカルアカウント

■申込方法
前売券はイープラスにて1人8枚まで購入可能で9/6より発売開始!!ファミリーマート店頭で予約なしで24時間直接その場で買えます!!ネット予約の場合はセブンイレブン、ファミリーマートで支払い受け取りすれば手数料無料!!
詳しくはここをご覧ください。

WLSの日本での活動拠点。ローバーの開発を日本で行う。ローバー開発は宇宙ロボティクスの権威である東北大学吉田教授が担当。

欧州宇宙局(ESA)などで経験を積んだ若手たちがオランダで立ち上げたGLXPに参加するチーム。世界各国に散らばるパートナーとの共同開発を試みる。ファウンダーの1人であるDr. Bartonは日本で研究活動をしたこともある。

X PRIZE財団によって運営され、Googleがスポンサーとなり開催されている総額3000万ドル(約30億円)の賞金レース。ルールは、2014年12月31日までに月面に純民間開発の無人探査機を着陸させ、着陸地点から500m以上走行し、指定された高解像度の画像、動画、データを地球に送信すること。2010年8月時点で世界各国から21チームが参加。2004年に開催されたAnsari X Prizeは民間初の有人宇宙飛行を競い、SpaceShipOneが賞金1000万ドル(約10億円)を獲得している。

2010/09/05

アンドリュー バートン  Andrew BARTON

アンドリュー・バートン博士はWhite Label Space財団の代表で、Google Lunar X PRIZE(GLXP)ミッションにおける月面着陸船の開発を担当。彼はWhite Label Spaceチームの創設メンバーの一人であり、人類の限界を広げるこの技術的挑戦に意気込みを見せている。

以前は欧州宇宙局(ESA)で構造と機器構成のエンジニアとして働き、惑星着陸船、科学的ミッション、打上げロケットなど様々なプロジェクトにおいて技術面で貢献。ESAコンカレント・デザイン・センター(CDF)で20を超えるPre-Phase Aの設計検討を行い、さらには、ヨーロッパ宇宙産業において、宇宙船やロケットの構造に関連する技術開発や標準化を実行。

国際宇宙大学(ISU)で宇宙学の修士号、そしてシドニー大学で航空宇宙工学の博士号を取得。専門は、構造最適化技術の実用化。また、東京大学大学院での半年間研究したほか、ニューサウスウェールズ大学でポスドクとして研究した経験を持つ。

オーストラリア宇宙研究所(the Australian Space Research Institute、ASRI)、オーストラリアの全国宇宙協会(the National Space Society of Australia、NSSA) 、月探査協会(the Lunar Explorers Society)の会員。

彼は次のように語っている。
「私は、宇宙における人類の次のステップの中心的な役割を果たしたい。人類が地球軌道上、月面基地、はたまた小惑星の鉱物採石所や火星で幸せに暮らす未来を夢見ている。宇宙への移住により、動力源、資源、テクノロジー、コミュニケーション、構想力、ワクワクするような旅行先など、莫大な利益をもたらすだろう。Google Lunar X Prizeの大胆さに魅力を感じている。そして同時に、多くの人々と協働することで必ずミッションを達成できるという自信がある。さらには、このコンペティションから必ずや長期的な利益が得られると考えている」

吉田和哉 Kazuya YOSHIDA

東北大学教授(航空宇宙工学)。


宇宙ロボットのダイナミクスと制御、惑星ローバーの機構と制御、および国際宇宙ステーションでのロボットシステムを専門としている。


吉田教授の主導のもと、東北大学の宇宙ロボット研究室は宇宙ロボットの分野おいて多大な貢献と成果をもたらしている。例えば、
  • 技術試験衛星 VII 型 ETS-VII、通称:おりひめ・ひこぼし)
  • 小惑星探査を目的とした探査機「はやぶさ」 (MUSES-C)
  • 2006年に行われたARLISS comeback competition(アーリス・カムバック・コンペティション:アメリカのネバダ州で開催される自動制御ローバーで砂漠中のゴールに降りる/走ることを競う大会)で1位、2位を独占
  • 2009年に打ち上げられた重量約50kgの小型衛星「スプライト観測衛星」
などがある。


White Label Spaceチームにおいて、吉田教授はGLXP(Google Lunar X Prize)ミッションでのローバーの開発を担当。

WLS

ホワイト・レーベル・スペースは国際的に活躍する宇宙工学の専門家チームにより設立され、特定の“ブランド“を持たない(ブランドレス)な宇宙開発を行うスタートアップ企業であり、民間での月面探査を競うGoogle Lunar X Prize(以下GLXP)に参加してます。

パートナーと共に私たちは世界初の“白いラベル”の宇宙開発ミッションを作り出しています。民間からの資金で月に着陸するという初めての試みの一端を担うことにより、確かな未来像と勇気を持っているスポンサーは永続し受け継がれるブランド・イメージを構築することができるのです。GLXPミッションに係るすべて(スペース車両の命名権からクリーンルームのスーツにいたるまで)をスポンサーのメッセージを伝える手段として使えます。

宇宙探査、特に月探査は、低コストかつ従来の殻う打ち破るミッションという新たな革新が起ころうとしています。この革新は、生きている間に月に行けないという人類の不満によって沸き起こり、新しいメディア、コミュニケーション、コラボレーションなどのあらゆる可能性を秘めたインターネットによってさらに加速しています。

チームの大多数は宇宙工学エンジニアや科学者として働いています。私たちは、月に行くために必要なテクノロジーは、今どきありふれた手のひらサイズの電子デバイスに使われているテクノロジーより要求される水準はずっと低いことを知っています。GLXPの真の挑戦は宇宙空間を探索したいという人類の自然的欲求と、この世界で費やされる労力やエネルギーを決定する資金を結合させることにあるのです。

私たちのミッションは、Web2.0のマーケティングとマネタイズ(無料のネットサービスの収益化)の原動力を次のレベルに引き上げ、実行可能な事業計画をもつ人すべてにブランドレスなスペース・ミッションを提供することにあります。

2010/09/03

CONTACT

e-mail: whitelabelspace.japanあっとgmail.com

Web2.0:

CAREERS

近日公開予定

EVENTS

今後のイベント
  • 2010年11月7日(日) 早稲田祭 告知

過去のイベント
  • 2010年10月3日(日)~5日(火) GLXPサミット 報告
  • 2010年9月20日(月・祝) WLSJ設立イベント 告知 報告
  • 2010年1月16日(土) WLSセミナー

PARTNERS

  • AOES Group BV
  • Swiss Propulsion Laboratory
  • 東北大学 宇宙ロボット研究室
  • Airbone Composites BV
  • LunarNumbat
  • Emxys
  • Wroctaw University of Technology
  • The Satellite Technology Group
  • JAQAR

SPONSORS

近日公開予定

TEAM

White Label Space Japanのコアチーム:
White Label Spaceのコアチーム:
  • Team Leader - Steve Allen
  • Chairman/Lead Engineer for Lander - Andrew Barton
  • System Engineer - Marina Petrozzi
  • Lead Engineer for Rover - Kazuya Yoshida
  • Secretary/Mechanical Designer - Aad Eggers
  • Thermal Designer - Martin Lemmen
  • Thermal Analyst - Michiel Vullings
  • Guidance Navigation and Control Engineer - Dhanushka Chamara Liyanage
  • Team Scientist - Mark Bentley
  • Nano-Spacecraft - Christos Merkouris
  • Team Artist - Ayako Ono
  • Creative Director - Jessica van den DoelTreasurer - Henri Kok
アドバイザー:
  • Kirby Ikin
  • Jean-Paul Godon
  • 山下 浩史





MISSION

White Label SpaceチームはGoogle Lunar X Prize(GLXP)に向けて、低コストかつ信頼性の高いミッションを開発します。 『ミッションコンセプトサマリー』はこちらからダウンロードできます。


『ミッションコンセプトサマリー』では、GLXPの基本ミッションガイドラインに沿って、WLS独自の概念設計の検討結果を説明しています。

検討の主な目的は以下の通りです:
  • 打上げロケットの選定、月軌道投入から月面への降下・着陸のミッション分析などの基本ミッションコンセプトの定義
  • 重要な技術の特定

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ABOUT

2008年1月1日ホワイト・レーベル・スペースは国際的に活躍する宇宙工学の専門家チームにより設立されました。
特定の“ブランド“を持たない(ブランドレス)な宇宙開発を行うスタートアップ企業であり、民間での月面探査を競うグーグル・ルナーXプライズ(以下GLXP)に参加してます。


私たちはパートナーと共に、世界初の“白いラベル”の宇宙開発ミッションを作り出しています。
民間からの資金で月に着陸するという初めての試みの一端を担うことにより、希望ある未来と勇気を持っているスポンサーは、確固たるブランド・イメージを構築することができるのです。
スポンサーは、GLXPミッションに係るすべてをメッセージとして伝えることができます。
例えば、スペース車両の命名権からクリーンルームのスーツにいたるまで幅広い活動が考えられます。


宇宙探査、特に月探査は、低コストかつ従来の殻を打ち破るミッションという新たな革新を起こす必要があります。
この革新は、生きている間に月に行けないという人類の不満や、新しいメディア、コミュニケーション、コラボレーションなどのあらゆる可能性を秘めたインターネットによってさらに加速されています。


チームの大多数は宇宙工学エンジニアや科学者として働いています。
彼らは、月に行くための必要なテクノロジーは、すでにありふれた手のひらサイズの電子機器よりずっと低いことを知っています。
GLXPの真の挑戦は、宇宙を探索し知りたいという人類の根本的な欲求と、この世界で費やされる労力やエネルギーを決定する資金を結合させることにあるのです。

私たちのミッションは、Web2.0のマーケティングとマネタイズ(無料のネットサービスの収益化)の原動力を次のレベルに引き上げると同時に、素晴らしい事業計画をもつ人全てにブランドレスなスペース・ミッションを提供することにあります。




WLSは人々が心からワクワクし「参加したい!」と思うような新しい宇宙開発のカタチを実現させようとしています。


また、スポンサーとなる企業様にとっては、WLSというプロセス媒体を通して、消費者へのブランドイメージの浸透を行える場を提供いたします。


まず、最初の試みとして、Google Lunar X Prize(GLXP)に出場し、賞金を獲得しようとしています。


GLXPとは、X PRIZE財団によって運営され、Googleがスポンサーとなり開催されている総額3000万ドル(約30億円)の賞金レースです。ルールは、2014年12月31日までに月面に純民間開発の無人探査機を着陸させ、着陸地点から500m以上走行し、指定された高解像度の画像、動画、データを地球に送信すること。2010年8月時点で世界各国から21チームが参加しています。


WLSはオランダにあるチームです。ESAなどヨーロッパの宇宙機関などで経験を積んだ若手や、メディア専門家、航空宇宙産業で長年活躍してきたベテランがGLXPという目標に向かって集まっています。また、日本を含め、世界各国の企業とパートナーを組み開発を進めています。


WLSJはWLSのローバーの開発を行うために設立されました。また、日本での広報活動の役割も担っています。


ここには挑戦する夢がある!月へのビックゲーム 
参加者募集中




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WLS
WLSJ

2010/08/10

会社概要

【社名】
合同会社ホワイトレーベルスペース・ジャパン
White Label Space Japan, LLC

【URL】
日本語 http://japan.whitelabelspace.com/     

【連絡先】whitelabelspace.japanアットgmail.com

【代表】袴田武史

【設立日】2010年9月1日

【役員】代表執行社員 袴田 武史
     執行社員   吉田 和哉 (予定)

【事業内容】
  1. Google Lunar X Prize参加に関するチーム運営業務
  2. 月面探査ローバーの開発
【ビジョン】
国に頼らない新しい宇宙開発のカタチを実現する

いよいよ始動

いよいよWhite Label Space Japan 始動します!