2015年までに月面に無人探査機を送り込む民間ミッションが日本で始動します。Googleがスポンサーとなっている宇宙を舞台にした壮大な賞金レースであるGoogle Lunar X PrizeにWLSの一員として日本人チームも参加します。リアルです。このビックゲームに勝つには、日本の皆さんの力が必要です。一緒にワクワクしたいサポーターの参加をお待ちしています。

2010/11/11

White Label Space(WLS)とは何か。

(この記事はWLSより2009年5月9日にエントリーされた記事です)

White Label Space(WLS)とは何か。

WLSは2008年3月からGoogle Lunar X Prize(GLXP)の準備
を進めてきました。
当初は、チーム名もなくGLXPにどのようにアプローチするかというビジョンさえ持っていませんでした。
それでも、私たちは1つにまとまることができたのです。
なぜなら、遂に月を始めとする遠大な宇宙ミッションに民間資本で挑戦する時代が到来したという共通の信念を抱いていたからです。

我々は事業計画を立てる中で、GLXPが一般の団体にも手を差し伸べていることに気づき、まず最初にこのブログを開設しました。

このブログを通し、次のようなことを調べました。
 ・宇宙での広告について
 ・ブランドイメージについて
 ・人を惹きつける宇宙関連のニュースについて
 ・パートナーの認知度UPについて
そして、どうすればGLXPに勝てるかという推測を含むGLXPの商業面のいくつかを調べました。

これらと並行して、GLXPミッションの構想を進展させるために、エンジニア・チームを作りました。

準備としての構想段階のデザインはかなり進展してきています。
その上で多くのことが見えてきたのです。
私たちの構想で月へのミッションを実現するためにには、依然として多くの課題を克服しなければなりません。
これからの数ヶ月の間に、徐々にチーム・メンバーとテクニカル・プランの詳細を紹介していこうと思います。

もちろん、技術面に関してはオープンにできないこともあります。
しかし、ご了承願います、GLXPは結局のところ競争なのですから!

このブログの読者のみなさんに最も持ち返ってほしいものは、私たちのチーム名です。

このチーム名は、2008年6月のブレスト中にチーム・リーダーのSteve Allenによって、“White Label Space”という名前が出されたのです。

“White Label”とは、ノー・ブランド(または商標登録されていない)のことで、御社のブランドとして提供できるのです。

世の中でノー・ブランド商品として知られているサンプルは、スーパーの商品、レコード、ウェブサイトや電子装置です。
ノー・ブランド商品は、強いブランドイメージをもつ会社が新製品開発において、コストやリスクを軽減するために使ったりしています。

しかし、現状として、
宇宙にアクセスするためのコストは下がってきているとはいえ、依然として非常に高いのです。
GLXP参加チームで一番シンプルなモデルでも数千万ドルのコストがかかります。
私たちは、情熱的で技術に非常に強い宇宙工学エンジニア・チームとタッグを組み、必要な技術とデザインを内製し、かつインターネットを使って進捗や試験結果を宣伝することで、資金調達を図ります。

準備が整った暁には、私たちの技術を、御社のブランドとして活用できるように世界に売り出すつもりです。

御社は私たちのWLSブランドを自分たちの独自ブランドとして活用するのです。
それによって私たちは、月面に長期滞在するという人類にとって次の大きなステップに参画することとなるでしょう。

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