2015年までに月面に無人探査機を送り込む民間ミッションが日本で始動します。Googleがスポンサーとなっている宇宙を舞台にした壮大な賞金レースであるGoogle Lunar X PrizeにWLSの一員として日本人チームも参加します。リアルです。このビックゲームに勝つには、日本の皆さんの力が必要です。一緒にワクワクしたいサポーターの参加をお待ちしています。

2010/11/05

WLSがGoogle Lunar X Prizeに参加


(この記事はWLSにて2009年5月8日にエントリーされた記事です)


White Label Space(WLS)は、
Google Lunar X Prize(GLXP)に挑戦するために、経験豊富な宇宙専門家が集まり2008年に結成されました。
初期のアポロ計画のように、GLXPで賞金を獲得することで、何億人もの人々がWLSのことを知るようになります。

それによって、WLSはテクノロジー、自動車、通信、運輸および金融業界の国際企業に対して、これまでにない広告の機会を提供し、強力で永続的なブランドを作り出します。

WLSは世界中の企業・団体組織と強いパートナーシップを築いていきます。
ウェブテクノロジーを最大限に利用し、パートナーの総合的なプロモーションの基盤を提供します。
WLSはパートナーと共に、将来の新たなテクノロジーや製品を開発していきます。世の中に急速に広がるソーシャルメディアを活用し、WLSは宇宙コミュニティーの枠を越えて、冒険と発見に出かける旅に参加する幅広い層の人々をワクワクさせることでしょう。

チーム編成チームは、日本、イギリス、オランダ、オーストラリア、米国、フランス、ブラジル、イタリア、ドイツ、ノルウェイ、ポルトガルの国の人たちから編成されています。中核メンバーは次の人達で構成されています。
 
Steve Allen
 
Marina Petrozzi
 
Andrew Barton
 
Kazuya Yoshida
 Juergen Schlutz
 
Mark Bentley
 
Ono Ayako
その他に40名前後の協力者およびアドバイザーがチームを支えています。

WLSの創立メンバーは、
Lunar Explorers Society(LUNEX)のメンバーおよび月面探索に関する欧州宇宙局(European Space Agency(ESA))の計画のひとつであるEuromoon2000プロジェクトなどに関わっています。


LUNEXについて

LUNEXは、人類の利益のために月の探査を促進することを目的とした、国際宇宙権利擁護組織です。
LUNEXメンバーは、太陽系探査の中で月探査は次に起こるステップであり、そして一番重要なステップであると信じています。

そして国際協力を推進することを通じて、一般大衆の啓蒙活動の一助となると信じています。
LUNEXは継続的な月探査により、月に関する利益を地球上の全人類にもたらすことができると考えています。


Euromoon2000について

Euromoon2000は、1990年代にESAが主導したプロジェクトであり、その目的は、2000年に月の南極にあるシャクルトン・クレーターの縁にロボットを着陸させることでした。
プロジェクトはオランダの宇宙飛行士 ウッボ・オーケルス(Wubbo Ockels)によってリードされました。
彼はその数年前から関連する研究を進めつつ、ESAおよび産業界から25名以上のエンジニアおよび科学者を集め、ミッションの概念設計評価の研究をしました。
最終的に、ESAはこのEuromoon2000のミッションに予算つけることができませんでしたが、その当時の努力と進展はWLSのヨーロッパのチームメンバーにとってはGLXPに挑戦する大きなモチベーションになっています。


アプローチ


WLSの目標は、GLXPのミッションに優勝する能力のある強力な国際的技術集団を招集することで、投資家にアピールすることにあります。
WLSは、強いパートナーシップを創造することがこの目標の鍵となる要素だと考えます。
パートナーは自社のテクノロジー、製品および能力を国際的な舞台で披露していくことができます。
実行力のあるチームを作るために、WLSは互換性に焦点を当て、互換性の高いモジュールデザインを開発し、低コストでの宇宙ミッションを可能にする新たな標準インターフェースとなるようにします。
これまでの宇宙業界の特徴でもある閉鎖されたアプローチから、オープンで協力的なアプローチへの変化はインターネットによるビジネスの革新の過程と非常によく似ています。
インターネットの革新により、インターネットビジネスは閉鎖型スタンダードから、だれもが貢献でき恩恵を受けられるオープン型スタンダードへシフトしました。
WLSは情報革命を活用し、知識を共有し情報を体系づけることの無限の可能性を認識しています。
WLSは、最先端のインターネット・テクノロジーを活用し、インターネットのインフラ構造を常に更新し最新のものにしていきます。
例えば、クラウド・コンピューティングにより、世界各国に分散しているメンバーでの効率的なプロジェクト遂行が可能になっています。


パートナー


WLSは、GLXPに必要な技術開発を支援してくれる世界中のパートナーと強いネットワークを持っています。
パートナーのリストは、こちら(現在準備中)から参照できます。
WLSは世界中の有能なパートナーとの新たな連携を継続的にしていきます。

WLSは、このミッションを人類にとって壮大なアドベンチャーの始まりであると考えています。
普通の人々が単なる傍観者から参加者になることで、宇宙探査の次の大きなウェーブが起こるはずです。

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